
調べてみた。5月が商戦ピーク!「2025年ランドセルの人気カラー」
皆さま、ごきげんよう。シンシアカラーズです。本日は久しぶりに色にまつわる旬なニュースをチェックしてみたいと思います。
5月も終盤。早いですね。5月と言えば、来年小学校にあがるお子さまのランドセル商戦ピークの時期だとか。ご存知でしたか?
▶読売新聞 5/20 ※他サイトに飛びます
今がピークのランドセル商戦、人気商品は「わたし色」…色とデザインを自分好みに組み合わせ
今どきのランドセルのカラーバリエーション!驚くほど多彩ですよね。最近はどういった色が人気なのか、調べてみました。人気カラーランキングを発表している企業から3社ほどピックアップ。早速そちらを見てみましょう!
ランドセルメーカー・工房別。2025年人気カラー
●女の子に人気の色
パープル系(28.4%)、ピンク系(18.6%)、サックス系(17.9%)、グリーン系(8.0%)、レッド系(7.8%)、ブラウン系(7.5%)、ベージュ・ホワイト系(4.6%)、ブラック系(1.7%)、その他(5.5%)
▶定番カラーは、赤系からパープル系に移行
ブラック系(63.5%)、ブルー系(14.1%)、グリーン系(6.1%)、ネイビー系(6.1%)、ブラウン系(3.4%)、シルバー系(1.6%)、その他(5.2%)
▶メタリックカラーの需要が年々増加
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●人気のカラー
黒系(17.2%)、茶・キャメル系(13.9%)、紺・ネイビー系(12.8%)、水色系(12.1%)、ピンク系(10.7%)、グレー系(8.6%)、パープル系(8.5%)、緑系(6.2%)、赤系(3.5%)、白系(3.3%)、黄・オレンジ系(2.0%)
<メモ>
●2026年ランドセルは全4シリーズ56製品、色味は40色以上。上記は男女問わずのデータ。
●今年は「黒」が1位。定番色と思われているが、「赤」が差し色に入ったバイカラーデザインが人気となるなど、多様なモデルが登場していることも人気の理由のひとつ。
●「茶・キャメル」(2位)は分類されたモデル数が56製品のうち13製品ともっとも多く、「グレー」(6位)とともに男女共通で選ばれ、高学年になっても安心と親世代からも支持されやすい色味といえる。
●昨年9位だった「水色」が4位と大きく順位を上げ、「ピンク」「パープル」と合わせて3割を占める。
●使い続けられるか心配の声があがるパステル系の色味。土屋鞄では6年間安心して背負えるよう、高学年になっても似合う色とデザインを追求し毎年試作を重ね、上品な佇まいを大事にしている。
●女の子に人気の色
スミレ・ラベンダー系(29.6%)、ピンク・ローズ系(17.0%)、スカイブルー系(16.5%)、レッド系(12.4%)、ライトブラウン・キャメル系(8.0%)
黒系(56.9%)、ネイビー系(14.5%)、青系(10.4%)、緑系(6.3%)、ダークブラウン・チョコ系(2.8%)
<参考>※他サイトにとびます
全国で人気のランドセルの色をランキング形式でご紹介!定番色は安定
こちらの工房においても、「お子さまの好きな色を選べば解決、というわけでもなく、6年間使い続けられることを前提に考えなければならないのです。」というメッセージが印象的でした。
人気色から感じたこと。「好き」と「長期的な視点」のバランス

こうして比較してみると、人気色そのものに大きな差はなく、それぞれの顧客傾向によって人気カラーの強弱が多少異なるのかなという印象を受けました。
そしてこれらを調べる中で、色に携わる者という立場で、心に留めていただけたら…と思う点がひとつありました。
それは、色はその時その瞬間の心模様を映し出す鏡でもあるということ。好きな色は、ずっと変わらないこともあれば、その時々で変わることもあります。
お子さまの「好き」とともに、「長期的な視点」をお持ちいただくと、より良い選択ができるのではないでしょうか。
ここで役に立つのが、色固有のイメージワード。これらを知っておくこと、その時のお子さまの心を身近に感じることができます。例えば、黒にはカッコよさや強さ、ピンクには愛情や優しさなど、色にはそれぞれ固有のイメージがあります。女の子が黒や紺を選ぶこともあるでしょうし、男の子がピンクや紫を選ぶこともあるでしょう。そんな時は、その色が発するメッセージを通してお子さまの心を覗いてみてください。
パステル系やくすみ系、さらにはメタリック系まで多彩な色合いのランドセルが並ぶ今日この頃。赤黒2色時代に比べると、目にも心にも華やかなラインナップとなりましたが、多種多様だからこそ迷うという点では、もしかしたらしんどく感じる親御さまもいらっしゃるのではと推察しております。お値段もそれなりですし。
とはいえ、その子にとっては唯一無二。特別な機会です。お子さまの成長とともに、色の世界を楽しんでいただけることを心から願っております。
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